6月初め、アバルト岐阜へ試乗の為に訪れた。
我が家にはすでにフォルクスワーゲン・ティグアン

それとホンダ・N-BOXを所有しているのだが

2台とも非常に実用性に優れていて今まで困ったところが特に無く優秀な車だ。

しかし実用性が優秀すぎるが故に運転の楽しさという点では何とも言えぬところがある。
そんなワケで

1台くらい全く実用性のない車があっても良いんじゃないか?
そんなことを思い、いろいろ見ていたところ行き着いたのがアバルト🦂という選択肢だった。
訪れたのはアバルト岐阜
今回訪れたのはフィアット/アバルト岐阜
愛知県を除くと、東海地方では周辺を見ても店舗があるのはフィアット/アバルト岐阜しか無いようで県外からのお客さんが割と多いようだ


また、2020年1月25日から新しく🎉リニューアルオープン🎊したようです。
これまでフィアット・アバルト・アルファロメオを1つの展示スペースで販売してましたが
フランスの自動車メーカーグループ「PSA」(プジョー・シトロエン)とイタリアの自動車メーカー「FCA」(フィアット・クライスラー)が合併してできたグループ「ステランティス」の意向により店舗を分けたようです。
FCAジャパン株式会社(本社:東京都港区)とフィアット・アバルト販売店契約を締結している株式会社エーアール岐阜(本社:岐阜県岐阜市)は2020年1月25日(土)に「フィアット・アバルト岐阜」をリニューアルオープンし、1⽉25⽇(土)から26⽇(日)までの2日間、オープニングフェアを開催します。
フィアット・アバルト岐阜、1月25日(土)リニューアルオープン|株式会社エーアール岐阜のプレスリリース (prtimes.jp)

ショールーム内はこのような感じで赤色を中心とした雰囲気ですね


商談用の椅子も刺激が強めです💺

キッズスペースもあります。👦👧

アバルト・基本情報


まず、アバルトって何ぞ??
ってことなんですが
主にフィアットが販売する車両にチューニングを施して車両を販売している自動車メーカーです。
日本では主にフィアット500を基本とした車両をチューニングしたアバルト500(現在は595)を中心に販売してます。
もともとは自動車部品や改造車の販売などを行っていたんですが🔧⛏🛠
1971年にフィアットに買収され🏎フォーミュラカーや🚙ラリーカー、ツーリングカーの各マシンの開発に携わった。
さらにその後アバルト・ブランドのもと市販車の販売展開を開始したとのこと。

アバルト・ラインナップ
アバルト595の2022年時点ラインナップはこのようになってます。👇
- 595 5速マニュアル・ATモードシーケンシャル
- 595ツーリズモ ATモードシーケンシャル
- 595Cツーリズモ ATモードシーケンシャル
- 595コンペティツィオーネ 5速マニュアル・ATモードシーケンシャル
ツーリズモはMT(マニュアル)の設定が無く、さらに続々とMT車両などの製造を終了していくようで選択肢が今後減っていくようだ。

アバルト・レビュー動画
アバルトは多くのインフルエンサーに紹介されてます。どのレビューを見ても、🦂とにかく刺激が強いというレビューが目立ちますね。
こちらの動画はマフラーの音を比較していて違いが分かりやすいです。👇
アバルト595コンペティツィオーネ・レビュー
外観
こちらがアバルト595コンペティツィオーネ。外装色はジアロモデナというイエロー

外装色は全部で5種類。





リアはこんな感じ。丸っこくてかわいい形をしてますね。でもマフラーは4本あるというイカツさ

サイドから。アバルトの文字が入ったラインがカッコよい!!

サイドにはプレスライン、アバルトロゴ入りライン、595バッジが付けられてかなり主張が強めですね

595バッジがヤル気にさせてくれますね💪

⛽給油口はレバーを使うことなく開けることができる。しかし給油キャップにはカギが必要

青線が目線の高さで、他社のコンパクトハッチの高さと同等といったところですかね

タイヤサイズは205/40/17インチ
ブレーキディスクは冷却効果が大きい穴開きタイプ
ブレーキはブレンボ製でお金がかかってますね。🙄

小指も入らぬギリギリの幅でホイールとキャリパーが設置されてます。攻めてますね~

マフラーは左右2本出しのレコードモンツァ

室内
室内はこんな感じ

シートはこんな感じのホールド感が強いサベルト製のシート

サベルト

Sabelt S.p.A.は、ピエロとジョルジョ・マルシアジによって1972年に設立されたイタリアの会社、軍事、航空、航空宇宙用途向けの相手先商標製品(OEM)カーシート、シートベルト、モータースポーツ製品、シートベルトを設計および製造しています。
主なパートナーは、フェラーリ、マクラーレン、アルパイン、アバルト、アルファロメオ、キュプラ、アウディ、ジャガー、マセラティ、アストンマーティンです。
センターコンソールから生えたマニュアルシフトノブ、真冬は非常に冷たい❄という口コミを聞いた

インパネ中央付近には左からスポーツモードスイッチ・ハザード・フォグランプ

スポーツモードボタンと書かれてないが、見るからにヤバそうなスイッチだと分かる

コンソール足元には小物入れとドリンクホルダーが二つ🧃🧃さらにナビにつながるUSBが2つ

右ハンドルでもグローブボックスにはヒューズボックスらしきモノは無く、ありがたい事にスペースが大きい

ちなみにルノーのグローブボックス👇

ペダルは金属製で剥き出し感がスゴイ

メーターは液晶タイプ、黒い円の内側にはインフォメーション関係が表示され、外側の白い円の内側にタコメーターやゲージ関連が表示される

💡点灯させるとこんな感じ👇

明らかに後から付けた感じ満載のターボブースト計が設置されていて、なかなかのスパルタンだ

気になったのは運転席にはバイザーにミラーが無い

なぜか助手席側にはミラーがある。

もともと左ハンドル設計だから??

リアシート
リアシートに行くにはシート裏側にあるこのレバーを引き、前側にスライドさせます。

まぁ、子供用、もしくは緊急用ですかね・・・

トランクルーム
車がコンパクトなだけあって、スペース的には非常にミニマムだ。リアシートは倒せます。
トノカバーが小さすぎてあっても無くても変わらない気がww

アバルトF595
今回展示車両として新しくF595がありました。
通常の595より少しだけハードにした仕様のようで、標準でレコードモンツァマフラーが付きます。最高出力は165馬力
その他の部分は通常モデルの595と大きく変わらず、お得セット付きのグレードみたいな感じですね。

リアは大きく変わらないものの、マフラーの雰囲気だけ明らかにおかしいww

マシンガンのような…縦に配置したマフラー。🤣ここだけ雰囲気が全然違うやないかいっ!


なんかどっかで見たことがあると思ったが、レクサスRCFのマフラーに似てる


タイヤには黄緑色のカラーアクセントが入る

シフトノブは通常の595と同じくレザー巻き

シートは通常のタイプで、ぶっちゃけこっちの方が🌞夏の時期は☁☁蒸れない。

アバルトにはどのモデルも少々手がかかるところがあるようで、口コミを見ていくと
- 回転半径が5.3mで小回りが利かない
- サベルトシートがとにかく蒸れる
- (セミオートマ)デュアロジックの動作不良
- エンジンの警告灯がチョイチョイ付く
- 窓が落ちる
- バッテリーの突然死
フィアットグループは業界平均からするとまだまだ故障が多い方ではありますが、購入したオーナーの口コミの多くは

いろいろ起こるが満足してる
といった感じで何にも増して楽しいようだ。
見積もり
試乗させていただき、見積もりも作って頂いた。内容は次の通り💁♂️
- グレード・F595
- 右ハンドル・5速マニュアル
- 保証・アバルトイージーケア(3年間) 12万8700円
- ETC・セットアップ 26400円+3300円
- スペシャルソリッドカラー 5万5000円
合計21万3400円
この車両ですね👇

その結果・・・

支払総額は428万2190円なり!!

車の大きさが軽自動車級なのにこの価格はなかなかですな・・・

総括:維持に手が掛かるが他には換えられない走りの楽しさがそこにはある
上でもトラブルをザっと書き出したが頻度的には多い方だ。
- 回転半径が5.3mで小回りが利かない
- サベルトシートがとにかく蒸れる
- (セミオートマ)デュアロジックの動作不良
- エンジンの警告灯がチョイチョイ付く
- 窓が落ちる
- バッテリーの突然死
しかし、他のメーカーには無い刺激的なマフラーの音、スパルタンな足回り、楽しさ満点のマニュアル設定など魅力的な車だ
スポーツカーのように車高が低いワケではなく、車は丸っこくて⚪カワイイ形💕という個性的としか言いようがない。

個人的な印象としては
走行性能がどうのこうのではなく、とにかく刺激的な印象を残せるように走るのが楽しくなりそうな雰囲気を全面的に出した車だと思った。
車の外観にしてもマフラーの音にしても主張が強く

この車が好きな人だけ乗ってください
そんなことを言われたような気がした。
ガソリン自動車からEV⚡に変わっていく中でこれほど個性的な車も他にはないだろう。アバルト595にはそこでしか味わえない刺激強めの楽しさがあった。🦂🦂🦂
ではまた❗😀👍
それと他にも自動車についてレビューした記事があるので良かったらそっちも見てください👇
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